過去のイベント
コラボイベント WOMEN: WOVEN ×学術環境研究会
日時とタイムテーブル
2023年6月8日(木)19:00-21:00
19:00-19:10 趣旨説明
19:10-20:00 学術環境研究会さんのご講演
20:00-20:05 休憩
20:05-20:25 質疑応答タイム
20:25-21:00 ネットワーキングタイム(座談会形式)
登壇者
学術環境研究会(通称:アカ研)は、研究者(所属問わず研究活動をする人)のため・学問発展のために必要な条件を考えていく会です。大学を含む日本の研究機関における公正・平等な学術環境について、定期的に勉強会を行っています。
メンバーは、研究・教育環境に問題関心をもつ有志・若手研究者・学生など、学芸に携わる人が中心になっています。
現在は、分野・大学の垣根を越えて、望まない形で研究を断念する女性を減らすにはどうすれば良いのかを中心に考えています。特に女性固有の問題になりがちなセクシャル・ハラスメントの根絶・予防を目標に、ハラスメント・フリーな環境に向けて、問題分析に取り組んでいます。勉強会を通じ、女性が活躍するあらゆる場所におけるハラスメントの防止・対策に応用できる知識が得られる研究会となることをめざしています。
第5回イベント WOMEN: WOVEN Vol. 5
日時とタイムテーブル
2022年12月20日(火)19:00-21:00
19:00-19:10 趣旨説明、新オーガナイザー自己紹介
19:10-19:50 菅原百合絵さん「叛逆者としてのフィロゾーフ:「啓蒙」の時代の哲学と文学」
19:50-20:00 休憩
20:00-20:40 ネットワーキングタイム「同年代でおしゃべり」
登壇者
菅原百合絵
東京大学人文社会系研究科フランス語フランス文学専門分野単位取得満期退学。パリ=シテ大学(旧パリ第7大学)博士課程所属。専門は18世紀フランス文学・思想、とりわけルソー。博士論文は「ルソーにおける内的感覚とその伝達の問題について」。『ルソー論集』(共著)など。
第4回イベント WOMEN: WOVEN Vol. 4
日時とタイムテーブル
2022年8月25日(木)14:00-17:00
14:00-14:20 開会にあたって、新オーガナイザー自己紹介、オーガナイザー募集について
14:20-15:00 内山 真莉子さん「神を語るとはどういうことか——トマス・アクィナスの類比」
15:00-15:20 休憩
15:20-16:50 ネットワーキングタイム「問いの深め方を考えよう」卒論・修論の相談会も開催!
登壇者
内山 真莉子
慶應義塾大学非常勤講師。専門は西洋中世哲学、特にトマス・アクィナス。博士論文は『トマス・アクィナスにおける類比—どのようにして神を語りうるか—』(2021、慶應義塾大学)。学部生の頃から神という存在に関心を抱いており、現在は言語哲学にも関心があります。「本質を認識しえない神を、どのようにして有意味に語るのか」をテーマに研究をしています。
応用哲学会ワークショップ
日にち:2022年5月29日(日)
時間:14:10-16:10
場所:オンライン
タイトル:「どうして女性が「女性」問題を被るのだろうか: 哲学におけるセーフ・プレイスの形成を目指して」
オーガナイザーである青田麻未・槇野沙央理と、元・オーガナイザーの津田栞里が、WOMEN: WOVENの概要・年3回のイベント・スピンオフ読書会について紹介したあと、前回のイベント登壇者である榮福真穂さん・酒井麻依子さんに、登壇してみて得られたことについてお話ししていただきました。
WOMEN: WOVEN読書会(第3回)
日にち:2022年3月26日(土)
時間:13:00から
場所:Zoom(URLは専用Slackでお知らせ)
取り上げたテキストは、『ハンナ・アーレントとフェミニズム : フェミニストはアーレントをどう理解したか』(ボニー・ホーニッグ編、岡野八代・志水紀代子訳、未來社、2001年)です。 特に、第3章「パーリアと彼女の影:ハンナ・アーレントによるラーエル・ファルンハーゲンの伝記」(セイラ・ベンハビブ)を取り上げました。少人数でゆっくりと議論することができました。
第3回イベント WOMEN: WOVEN Vol. 3
日時とタイムテーブル
2022年3月15日(火)14:00-17:00
14:00-14:10 趣旨説明
14:10-14:50 酒井麻依子さん「私たちはどのような他者に出会うのかーーメルロ=ポンティの他者論」
15:00-15:40 榮福真穂さん「デカルトからスピノザへ:「観念」の概念史から読み解く17世紀哲学」
15:40-16:00 休憩
16:00-17:00 ネットワーキングタイム「研究会における「居心地のよさ」はどう形成されるか」
登壇者
2019年に立命館大学博士後期課程を修了。2022年現在は日本学術振興会特別研究員PD(筑波大学)。立命館大学非常勤講師。
単著に『メルロ=ポンティ 現れる他者/消える他者:「子どもの心理学・教育学」講義から』(2020年、晃洋書房)。共著に『メルロ=ポンティ読本』(2018年、法政大学出版局)。
最近の関心は、批判的現象学、フェミニズム、クリップ理論など。
京都大学文学研究科博士後期課程、大阪経済法科大学非常勤講師。専門はスピノザとデカルトを中心とする17世紀西欧の哲学。「観念/イデア」の概念史に関心があり、その長期的な変遷史の中でスピノザ・デカルトの「観念」概念の特異性を捉えようと試みています。また、19-20世紀イタリアおよびイギリスの新ヘーゲル主義におけるスピノザ受容にも関心があります。宮崎県の山奥で育ちました。
WOMEN: WOVEN読書会(第2回)
「WOMEN: WOVEN読書会」と題して、フェミニズム、クィア、ポストコロニアル批評に関心のある人を探し出し、繋がりを作るための読書会を開始しました。
日にち:2022年1月28日(金)
時間:19:30-21:00
場所:Zoom(URLは専用Slackでお知らせ)
レジュメ担当者:二井彬緒さん
取り上げたテキストは、『ハンナ・アーレントとフェミニズム : フェミニストはアーレントをどう理解したか』(ボニー・ホーニッグ編、岡野八代・志水紀代子訳、未來社、2001年)です。 特に、第一章「フェミニストによるハンナ・アーレント理解」(メアリー・G・ディーツ)を取り上げました。30人近い参加者に恵まれ、盛況な会となりました。
第2回イベント WOMEN: WOVEN Vol. 2
日時とタイムテーブル
2021年12月19日(日)13:30-16:00
13:30-13:40 趣旨説明
13:40-14:20 冨岡 薫さん「「ケア」からはじめる倫理学研究」
14:20-15:00 川崎えりさん「ママの大学院生活記」
15:00-15:15 休憩
15:15-16:00 ネットワーキングタイム「Zoom時代のオン・オフを考える——カメラオンにおける「女性」の負担を考える」
趣旨説明
登壇者
冨岡 薫
慶應義塾大学の後期博士課程でケアの倫理、また国立がん研究センターの特任研究員として生命倫理を研究している。共訳書に『ケア宣言:相互依存の政治へ』(大月書店、2021年)。
川崎えり
大阪市立大学非常勤講師、上智大学博士後期課程在学中。専門はニコラウス・クザーヌス。スミセイ「未来を強くする子育てプロジェクト」第12回女性研究者奨励賞受賞。未就学児のママです。セミナーでは、院生の保活事情や研究生活、育児のなかのテツガクの芽についてお話しできればと思います。
WOMEN: WOVEN読書会(第1回)
「WOMEN: WOVEN読書会」と題して、フェミニズム、クィア、ポストコロニアル批評に関心のある人を探し出し、繋がりを作るための読書会を開始しました。
日にち:2021年11月18日(木)
時間:20:30-22:00
場所:Zoom(URLは専用Slackでお知らせ)
初回ではメンバーを募ることを主眼とし、レベッカ・ソルニットの『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』(2021年、左右社)を取り上げました。とくに、第一章「沈黙は破られる」のうち、「沈黙に関する簡潔な記録」で提示されている論点について、集まった方々と議論を行いました。
スピンオフ茶話会
2021年5月27日(木)16時より、twitterのスペース機能を用いてWOMEN: WOVENスピンオフ企画としてお茶会をおこないました。
参加資格は「「女性」、ただしその基準を問わない」を踏襲しましたが、twitterの性格上完全にこれを遵守できる訳ではなかったので、それをご了承いただける方と可能な話題でお話ししました。
第1回イベント WOMEN: WOVEN Vol. 1
2021年3月下旬に、若手女性哲学者のトークと、参加者同士の交流のためのネットワーキング・タイム(テーマ設定あり)とを組み合わせたイベントを、3日間に分けて開催しました。
タイムテーブル
司会挨拶(10分)
発表(50分)〈研究紹介(30分)+質疑(20分)〉
休憩(10分)
ネットワーキングイベント(50分)
登壇者
3月22日(月)15時~17時
永井玲衣さん(上智大学)、「なんでわざわざ哲学するのか」
自己紹介:立教大学兼任講師。専門は倫理学・哲学プラクティス。哲学研究と並行して、学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。哲学エッセイの連載なども行う。共著に『ゼロからはじめる哲学対話』(ひつじ書房)。詩と散歩と植物園が好き。
+大学院進学とその生活(ネットワーキング・タイム)
受験勉強の方法や進学先の選び方に悩む学部生から、大学院での生活に不安を抱えている現役の院生まで、参加者が相互に相談したり悩みを共有できる場になればと考えています。
3月24日(水)17時~19時
飯塚理恵さん(関西大学、日本学術振興会特別研究員PD)、「女性哲学者と大学院生活」(資料)
自己紹介:哲学博士(エジンバラ大学)。専門は認識論と倫理学、特に徳認識論です。現在は、認識的パターナリズムの可能性や、認識的悪徳について研究しています。また、フェミニスト哲学に関心があります。
+研究業界における女性の役割について(ネットワーキング・タイム)
例えばチューターや退官記念講演の花束贈呈など、女性であるためにお願いされがちな役割について、みなさんで考えてみましょう。
3月26日(金)17時~19時
西條玲奈さん(大阪大学)、「わたしたちはなぜ自分を女性とみなすのか:分析フェミニズムが論じるジェンダー化の概念」
自己紹介:分析形而上学を背景にした分析フェミニズム哲学やロボット倫理学の研究をしています。2014年北海道大学に博士論文を提出した後、2019年度まで京都大学文学部でパートタイム事務員などのアルバイトをかけもち。京大の図書館と研究費管理体制を享受しつつフリーターとして研究を続けていました。現在は大阪大学文学部の任期付き助教です。
+フェミニズムやジェンダーを学ぶ(ネットワーキング・タイム)
スカートや長髪といった女性を表す記号の分析を通じて、ジェンダー規範とジェンダーアイデンティティの関係について一緒に考えていきましょう。
第0回イベント:女子学生のための哲学研究者ウィンタースクール
主に学部や大学院修士課程に在籍する女子学生を対象に、女性研究者からみた哲学研究について、ウィンタースクールを開催いたします。
大学院進学を検討中の方はもちろん、哲学に興味関心がある女子学生の参加を歓迎します。
当日は、哲学・倫理学・美学を専門とする博士後期課程からPD(博士研究員)までの若手女性研究者によるレクチャーを行った後、登壇者と参加者が直接に意見交換・質問相談を行えるようなネットワーキングイベントの時間を設けております。
レクチャーでは、登壇者が「研究者を志したきっかけ」や「研究内容の紹介」、「哲学研究の最先端で活躍する女性研究者」について、お話しいただく予定です。さらにネットワーキングイベントでは、参加者の細かな疑問に先輩研究者が直接お答えします。
女子学生を対象とする企画は今後も継続的に開催予定であり、今回はその立ち上げイベントです。少しでも多くの方にご参加いただき、疑問点や要望を共有、次回以降にみなさまの声を反映していければと考えております。関心のある方はお気軽にご参加ください。
日時とタイムテーブル
2020年12月19日(土) 15:00 - 18:00
15:00-15:30 秀島真琴さん「女性が研究者を志すことについて:途上にある私の経験をふまえて」
15:30-16:00 槇野沙央理さん「ウィトゲンシュタイン研究における女性:多様性を欠いたマイノリティ像 」
16:00-16:30 八幡さくらさん「哲学と美学の間を研究し続けて~一女性研究者としての経験から~ 」
16:30-16:45 休憩
16:45-18:00 みんなで話そう!
※本企画では、登壇者のみなさまのご発表を切り口として、当日ご参加くださるみなさまと問題を共有・共感することを目指しています。そのため、当日は聞いてるだけでも全然OK、ラジオ感覚でご参加ください。
※当日は、参加者のみなさまがご発言(ご質問など)される場合も含めて、カメラオフの参加OKです。また、Zoomのチャット機能を利用したご質問も歓迎いたします(但し、「手を挙げる」機能でのご発言を優先することがあります)。
登壇者
秀島真琴(上智大学)
ヘルマン・コーヘン研究者。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程在籍。みなとホールディングス株式会社代表。今回のオンラインセミナーでは、女性をはじめ、より多様な人々が研究の機会を得ることができ、かつ安心して研究活動を継続できるよう皆様と一緒に考えさせていただければと思っております。
槇野沙央理 (城西国際大学)
ウィトゲンシュタイン研究者。城西国際大学非常勤講師。博士論文のタイトルは『自己明晰化としてのウィトゲンシュタイン哲学——治療的解釈を超えて』(千葉大学大学院)。当事者として普段考えていることは、女性研究者の服装・外見や、年齢や国ごとのボディ・イメージなどについてです。
八幡さくら(東洋大学)
ドイツ観念論の哲学者シェリングの芸術哲学と同時代の思想・芸術との関係について研究しています。神戸大学修了後、東京大学で日本学術振興会および国際哲学研究センター(UTCP)、多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)の特別研究員(PD)、東アジア藝文書院(EAA)の特任助教を経て、現在東洋大学国際哲学研究センター(IRCP)で客員研究員をしています。主著は『シェリング芸術哲学における構想力』(晃洋書房、2017年)。当事者としての関心は、女性研究者のキャリア形成と振舞いについてです。